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ALLERGYアレルギー治療

お子さんのアレルギーには、ぜんそく、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉症、アレルギー性鼻炎などがあります。
当院では、アレルギー専門医でもある院長がこれらの症状の診断・治療を行います。

気管支ぜんそく

口と肺をつなぐ気管支が、せまくなる病気です。
気管支ぜんそくの子はいつも気管支に炎症が起きている状態なので、風邪をひいたり、たばこの煙やほこりを吸ったり、低気圧が通過したりすることで、気管支が敏感に反応して細くなり、症状が出ます。

当院での治療

治療の基本は、発作予防のために毎日、吸入薬や飲むおくすりを使うことです。
気管支の炎症を和らげ、症状を抑える予防薬を使うことで、炎症のない元気な気管支になるようにします。
当院では必要に応じて呼気中の一酸化窒素濃度を測定することによって、ぜんそくの治療が必要かどうか、治療効果があるかどうかを評価します。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の乳幼児は、その後の食物アレルギーやぜんそく、アレルギー性鼻炎などの他のアレルギー疾患を発症していきやすいことが知られています。
その理由の1つは「経皮感作」であり、皮膚の炎症部位からさまざまな環境中のアレルゲンに対して反応する仕組み(IgE抗体を生み出す仕組み)が作られますので、適正に治療して皮膚をよい状態に維持することは重要です。

当院での治療

保湿を含めたスキンケア指導を大切にしています。
皮膚の洗い方、おくすりを「いつ」「どのくらいの分量」「どのように」などくわしくおつたえします。
もしなかなか症状が改善せず、「塗り方、塗る量、塗るタイミングはこれでいいの?」と感じていたら、遠慮なくご質問ください。

食物アレルギー

平成29年に行われた即時型食物アレルギー全国モニタリング調査によると、原因食物は鶏卵、牛乳、小麦で 約7割を占めます。
木の実類の増加が目立っており、小麦に次いで4番目に多くなっています。ただし、年齢により 原因食物の頻度は異なります。

当院での治療

当院では食物負荷試験は行いませんが、必要に応じて専門施設へのご紹介をさせていただきます。

アレルギー性鼻炎・花粉症

  • 風邪でもないのに、鼻水やくしゃみが止まらない
  • 特定の時期になると目がかゆい
  • 春先や秋などの季節の変わりめに肌荒れ、かゆみが出る
  • 寒暖差のあるところに行くと、鼻水が出つづける

これらの症状が単独、もしくは複数である場合、アレルギー症状かもしれません。

当院での治療

完全に治すためのおくすりはありませんが、つらい症状を抑えるための、飲み薬・目薬(点眼薬)・鼻スプレー(点鼻薬)の処方を行っています。
お子さんの年齢や症状、副作用の程度によって、一人ひとりにあったおくすりをお出しします。

ALLERGY舌下免疫療法

国民病とも言われるスギ花粉、お子さんが発症するケースも増えています。
またダニアレルギーのために、年中、くしゃみや鼻水、鼻詰まりの症状に悩まれる方もいらっしゃいます。
このスギ花粉・ダニのアレルギー症状について、症状を抑えるためではなく、根本的な治療を行うための治療法「舌下免疫療法」が保険適応で行えます。
当院では5歳以上のお子さんと一緒に受診された時のみ、そのご家族の方にも処方可能です。
※ 大人の方のみの受診はお断りしています。ご了承ください。

おくすりの使い方

ミシン目にそってしっかりを折り曲げ、切り離してください。裏面の「はがす」部分からはがしてください。

爪を立てずに指の腹で下から押しておくすりを取り出してください。欠けたり割れたりした場合、それらも一緒に服用してください。

舌の下におくすりを置きます。

1分間保持した後、飲み込んでください。その後5分間は、うがいや飲食をしないでください。